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2020年12月4日放送分 NHK福岡局 NHKエンタープライズ九州制作の九州沖縄向け番組「たからびとシアター」の制作


 
2013年5月から2015年3月まで、日本放送協会佐賀支局の番組制作部に有期雇用のディレクターとして所属しました。主な担当番組は、1年目は夕方のニュースで流れる情報性の高いバラエティ番組、2年目はドキュメンタリー制作でした。NHKでの勤務は2年にも満たず、また有期雇用であるにもかかわらず、全国放送を視野に収めることのできるクオリティを堅持するディレクターとして職務にあたりました。また、災害時の放送(台風中継や緊急地震速報などの対応)やプロスポーツ中継、衆参選挙対応など、ディレクターとして大変恵まれた環境で育成されました。

■主な担当番組
 
・1年目

2013年5月~2014年3月
18時20分~59分放送のニュースただいま佐賀内
「たんけん!自転車日和」
 
地域の新たな魅力を発見しながら、NHKアナウンサーが自転車で旅をしました。16本の番組を担当し、隠れた名スポットなどを訪ねました。平均視聴率は平均20%を超え、NHK佐賀局では異例の人気番組に成長しました。
 

初めての取材。古賀食鳥様の調理場にて。



2014年3月
ニュースただいま佐賀内インタビューコーナー
「この人に会いたい」
 
担当した本数は1本。競輪選手目指す女性を取材しました。佐賀県で注目される人物一人にアナウンサーがスタジオで10分間のインタビューを行う番組です。生放送であったため、出演者とアナウンサーの綿密な台本を作成しました。この1本の番組が今後の私のキャリアを大きく変えた重要な役目を果たしました。
 

たけお競輪所属。佐賀県初のガールズケイリン選手、山口優衣さん


・ 2年目
 
2014年4月~2015年3月
18時10分~18時19分放送九州沖縄向けニュース内中継番組
「いまココ中継」
 
5番組担当しました。3分間の番組内で季節の話題を中心にアナウンサーが生中継を行いました。九州全域に放送されるため、反響が大きいことが特徴です。生放送に耐えうる綿密な取材が必要とされました。撮影当日は2台のカメラとクレーンカメラを用いることもあったため、カメラマンに何を撮るのか、写す画の明確なイメージを伝える必要がありました。

2014年10月
佐賀イズム
「僕たちのミライ~高校生漫才師 プロを目指す~」
 
佐賀イズムは、諫早干拓問題や、少子化、原発問題、オスプレイ配備など佐賀県域に配信されるものの、基本的に全国放送を前提としたドキュメント枠でした。吉本興業主催の高校生漫才コンクールで九州ブロックを勝ち抜いた高校生2人に、半年間密着して取材しました。通常NHKに入社後ある程度の力をつけたディレクターが作成するコーナーを、私は入社後1年半で提案を通し、放送へとつなげました。NHKの中でも注目度が高く、NHKスペシャルを担当したプロデューサーが来局し、一か月間一緒に缶詰状態で番組制作をしました。
 

高校生漫才師season 左 現ワタナベエンターテインメント所属新作のハーモニカ 溝上くん と 右現ワタナベエンターテインメントマネージャー 生島くん



2015年3月
クローズアップ佐賀
「届けたい 歌の力~元盲学校教師の新人歌手と東日本大震災~」
 
野村證券への転職が決定していたことから、卒業制作として制作しました。クローズアップ佐賀は佐賀イズム同様佐賀県域に配信されるものの、クローズアップ現代やNHKスペシャルに持ち上がることが多いコーナーです。放送日は3月11日で、東日本大震災が起こった日から4年が経過しても、現地では仮設住宅などで暮らす人が多くいます。その慰問に行かれた全盲のプロ歌手の方を取り上げました。
 

取材した歌手草野さん行きつけの松原の焼き鳥屋にて